「ブラウザの文字サイズ最大」が半数以上という異常
コンサルティング会社のブライト・ウェイが「家庭でのPC使用状況、設定について」というアンケート結果を発表している。
「ブラウザの文字サイズ最大」が半数以上――家庭用PCを参照していただきたい。2007年9月13日と少々古い記事ではあるが、たいへん興味深い内容だ。もっとも強くひきつけられたのは「ブラウザの文字の大きさを最大に設定している人が過半数」という結果。
どんなブラウザを使っていようとデフォルトの文字サイズが最大ってことはない。文字の大きさを最大に設定しているかたは、自分の意思で文字をおおきくしているのだ。
「ええっ!? うそっだあ~!」
というのが、あなたの心の声ではないだろうか。
疑問をもったあなた、もういちど当該記事を読んでいただきたい。流し読みせずにじっくりとだ。ひっかかりを覚えないだろうか?
記事を一部引用してみる。
コンサルティング会社のブライト・ウェイは9月7日、「家庭でのPCの使用状況、設定について」アンケート結果を発表した。調査期間は2007年8月1日から8月31日までで、同社が運営する子育て支援サイト「こそだて」で実施したもので、回答数は516人(男女比24:76)。
もうおわかりいただけただろう。子育て支援サイト「こそだて」という限定したコミュニティ内でのアンケートなのだ。正確にいえば「子育て支援サイト『こそだて』でのPC使用状況、設定について」というアンケート結果となる。
だから、このアンケート結果は無視してかまわない――といいたいわけではない。
少なくとも「こそだて」に参加されているかたは文字のサイズをできるだけおおきくしているのだ。「こそだて」外にも「文字サイズをできるだけおおきくする派」がいても不思議ではない。
もしかたしたら、わたしたちが気づいていないだけで、インターネット上では「文字サイズをできるだけおおきくする派」が多数を占めている可能性だってある。
だが、安心してほしい。「文字サイズをできるだけおおきくする派」ほどの規模になると内部は一枚岩ではなかろう。きっとそう遠くない日、内部分裂をおこすはずだ。われわれがつけいる隙はそこにある。いまは地下にもぐって耐え忍んでほしい。喉は渇くし腹も減る。友軍から米の補給があり、あまりの空腹によく確認せずがっつく部下。「おい! この飯、色がついてるぞ!」「きっと赤飯だ!」「ばかやろう! 血だ! 補給してくれた兵士の流した血だ!」ぶはっと米を吐きだす部下――これってなんのドラマだったっけ? そもそもわたしはなにを書いているのだ? もう寝る。
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