頭のいい人ほど、オンライン小説でキャラクターを生かそうとします
オンライン小説において、いきたキャラクターを書こうとしても、なかなかうまくいかないものです。オンライン小説でキャラクターをいかすためには現実にいそうだと読者に思わせればよい。そう耳にしたことがあります。
オンライン小説のキャラクターに現実味をもたせる手段として、そのキャラクターしか知りえない情報を持たせるという方法があります。料理人を書く場合に料理のうんちくをいわせたり、酒飲みであれば酒に対して一家言をもたせたり、という方法です。この方法だけを抜き出せば小手先ととられそうです。しかしなければないで、オンライン小説でキャラクターの奥行きが感じられないでしょう。キャラクターに特定の情報を持たせる方法は、そのキャラクターをいかすために十分な条件ではなく、必要な条件なのではないでしょうか。
先日、テレビのチャンネルがかわらなくなりました。リモコンの電池をかえたりしてみたのですが、改善されません。故障です。電器屋へリモコンを持参しました。できればその場でさくさくっと修理してもらいたいのですが、無理そうなら同等品の取り寄せを考えていました。ところがですね、奥さん。電器屋の店員がですよ。おもむろに携帯電話を取り出してカメラのレンズへむけてリモコンを操作するではないですか。
「あー。リモコンは正常に動作しています。故障してるのはテレビの受光部ですね」
携帯電話でなにがわかるのかと、不思議に思うじゃないですか。もちろん訊いてみましたよ。
「ほら見てください。リモコンからはちゃんと発信してるでしょ」
携帯電話のディスプレイを示されます。なるほど。ボタンを押すたびにリモコンの発信部がテロテロ光っているのが見えます。どのボタンを押しても光るので、リモコンは正常だということなのだ。リモコンの発信部を肉眼で見ても光っているようには見えない。電器屋の店員だから知っているトリビアというところか。
オンライン小説で電器屋の店員を登場させるときは、ぜひ上記エピソードを利用したい。固有の情報を持たせるという法にのっとれば、電器屋の店員というキャラクターに現実味をもたせる一助になりそうです。
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揚げ足取りながら…… ですます口調にである口調が混入してますよ。
浮浪霊さん、はじめまして。お返事遅くなってもうしわけありません。
ご指摘いただきありがとうございます。ですが、じつはログインできなくなって修正ができないんですよ。記事の更新もできないし……。何ヶ月かがんばっているんですが(T_T)