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 携帯電話は靴底よりも汚れているの記事によれば、携帯電話の口は靴の底よりもなお汚いらしい。潔癖症の人は知らないほうが幸せな情報とのことだが、なあに、ほんとうに潔癖症なら宇宙服でも着て外気にふれないようにしている。メットが邪魔して携帯電話など使えまい。

 さて、汚い汚い携帯電話の話である。携帯電話は靴底よりも汚れているという記事タイトルであるが、正確にいえば、携帯電話の口が靴の底よりも汚いようだ。口のそばだから水分が付着する。おまけに、携帯電話がほんのり温かいときては、雑菌やばい菌が繁殖するのは当然というところか。もしかしたら、電磁波が繁殖の手助けをしているかもしれない。

 雑菌やばい菌が繁殖するのだから、カビだってわくんじゃないかな。ほうっておけば、キノコだってニョッキリ顔をだすかもしれない。

 もちろん、現実にはキノコがはえるなんてことはないだろう。でも、小説ならありだ。不潔にしていたからキノコがはえました、というのではいくらなんでもだが、ちょっと手をくわえれば説得力もうまれるかもしれない。

 というふうに、小説のネタだけならどこにでも転がっている。

 オンライン小説の執筆ではパソコンでキーを打って書くことのほうが多い。いったん紙に書くかたでも、オンライン小説にするためにはキーボードを打たなければならない。オンライン小説とキー操作は切っても切れないのである。

 MS-IMEで漢字変換をおこなう場合、よく問題とされるのは文節変換ではないだろうか。

 オンライン小説を執筆していたとする。漢字変換で「おいおい、そこで文節を区切らないでくれ」という場合がたびたびある。解決策はMS-IMEヘルプの「文節の長さを変更する」にあった。[Shift]キーを押下しながら、カーソルキーの左右によって文節の区切りを変更できる、とある。

 だがしかし、である。
 オンライン小説にかぎらず、キーボードで文字入力をおこなう場合は、ホームポジションから指を離したくない。離したくはないが、カーソルキーを押下しようとすると、どうしたってホームポジションから離れてしまう。MS-IMEのヘルプにしめされたキー操作では効率が悪いのだ。とくにオンライン小説では、キー操作にもたつくと言葉に逃げられるかもしれない。

 じつは、ホームポジションから指を離すことなく、文節区切りを変更する方法がある。紹介したい。カンタンだ。[CTRL]キーを押下しながらKキーを押せば、文節の区切りが左に移動する。文節の区切りを右に移動したい場合は、[CTRL]キーを押下しながらLキーを押せばいい。

 MS-IMEのヘルプファイルのように箇条書きにしてみよう。

 文節を伸ばす CTRL + Lキー
 文節を縮める CTRL + Kキー

 ホームポジションのキーを使用するので、腕を動かす必要がない。オンライン小説執筆で文節を変更するときは、ぜひ試していただきたい。カーソルキーでの操作より、はるかに効率がよいと実感できるはずである。

 オリジナル小説を最後まで書く練習法4である。一連の流れがあるのでナンバリングしてしまったが、練習法というと少し語弊があるかもしれない内容だ。そこのところに目をつぶって読んでいただきたい。オリジナル小説を最後まで書く練習法4だ。

オリジナル小説を最後まで書く練習法1~3はわかったよ。でも、オリジナル小説をいまたちまち最後まで書かないといけないんだ。時間をかけて練習できない。なんとかしたい」

 上記のようにいいたいかたは多いのではないだろうか。クオリティよりも終らせることを優先するなら、いますぐに幕をおろすのも、そうむずかしくはない。かなり完成度はさがってしまうが、けりはつく。最後の手段である。

 まず、オリジナル小説のテーマをはっきりさせよう。ここでいうテーマとは「愛は地球を救う」といった曖昧としたものではない。「募金を5億あつめる」というふうな具体的な内容にしていただきたいのだ。

 昔話をひきあいにだそう。たとえば「うさぎとかめ」。この昔話がうったえていることを抽出するなら「努力すればむくわれる」となろうか。「油断大敵」とか「なまけるな」と、そういった意味もあろう。日本人の好きそうなお話しだ。だがテーマとなると「かめがうさぎに勝つ」とシンプルなものになる。とちゅうの行程がどうであろうと、かめがうさぎに勝てば話は終る。

 オリジナル小説でも要領は同じだ。たとえば主人公が異世界へとばされる話があるとしよう。異世界で好きな異性ができたり、恋のライバルがあらわれたりするだろう。魅力的な恋愛小説になる予感もする。だが、いますぐ終らせなくてはならないなら、主人公を異世界から戻してしまえばストーリーは終わる。伏線が未処理でも、恋愛部分が棚上げでもだ。書きようにもよるが、完成度はかなり低くなろう。それでも軸となるテーマを消化してしまえば、オリジナル小説を最後まで書いたことになる。

 上記のやりかたは最終手段だ。じっさいにはこうまでなる前に対策をこうじたい。

 オリジナル小説を最後まで書けないというかたは、常にテーマを意識していてほしい。そして、いろいろと書きたいエピソードもあろうが、テーマに集約できそうにないことは書かないほうがいい。小説を書く前に、原稿の一行目にテーマを書くように習慣づけてもいいだろう。テーマを意識する練習になる。

 伏線をもりこんだり、キャラクターに深みをあたえるエピソードは重要だ。恋愛小説の要素もいれたいだろう。だが、いろいろもりこむのは、オリジナル小説を最後まで書けるようになってからでも遅くはない。書きはじめるまえでに、書く内容をしぼりこんでいただきたい。

 オリジナル小説を最後まで書く練習法というタイトルで、一連の記事をエントリーしている。ここまで駆け足できてしまったので、ちょっぴり補足させていただきたい。

 オリジナル小説を最後まで書く練習法1~3を紹介してきた。駆け足できたので、カン違いさせてしまったかもしれない。練習は1回やれば終わりではない。くりかえしおこなう必要がある。練習法1にかんしてのみ、1回だけでいいいかもしれない。1回目がスムーズに書けなかった場合に2回、3回とおこなっていただきたい。

 オリジナル小説を最後まで書く練習法では、とにもかくも書く行為のハードルをさげている。さんざんくりかえしているが、練習のときにはクオリティもオリジナリティも考えなくていい。練習で書いたものは、ひとに見せるわけではない。完成度は気にしなくていいのだ。考えなくていいから、書いて書いて書きまくってほしい。練習はくりかえしだ。

 オリジナル小説を最後まで書く練習法というタイトルでエントリーしている。タイトル名には順番で番号をふっているが、しかしタイトルから内容が読みとりずらい。エントリーごとの違いがわかりにくいのだ。一連のエントリーが書き終わりしだい、なんとかしたい。

 さて、オリジナル小説を最後まで書く練習法3の本題だ。

 オリジナル小説を最後まで書く練習法1では昔話をそのまんま書いていただいた。2では結末部分をアレンジしていただいた。では、3ではどうするのか? 予想されたかたもいるのではないだろうか。3では起承転結の転をアレンジするのではないだろうか、とか、いやいや起であろう、なんて。──いずれも外れだ。予想通りにいってたまるかってんでい。オリジナル小説を最後まで書く練習法3では、起承転結を意識しない。

 オリジナル小説を最後まで書く練習法3では、原稿枚数を意識していただく。小説を最後まで書けないかたのなかには、延々と書いてしまうというひともいる。どうして小説を延々と書いてしまうのか。決められた原稿枚数があるわけではないので、ストーリーにあわせて枚数の上限を自由にコントロールできるからだろう。原稿用紙何枚以内というしばりをつければ、延々と書いてしまうこともなくなるにちがいない。オリジナル小説を最後まで書く練習法3は、原稿枚数をつねに意識して小説を書く練習方法である。

 前置きが長くなったが、オリジナル小説を最後まで書く練習法3の具体的な方法にはいる。まず素材となるストーリーを選択する。そして、記憶しているストーリーを自分の言葉で書いていく。書いているさいちゅうは、けして原文を見てはならない。クオリティは気にしなくていい。言葉の用法をまちがっていてもいい。小説を完成させることに注力していただきたい。

 ここまでなら「オリジナル小説を最後まで書く練習法1」とかわらないように感じるだろう。肝は枚数である。原稿用紙何枚までと、書きはじめる前に決めておくのだ。書いている最中も常に枚数を意識する。いやいや、決めた枚数きっちりに小説を終らせる必要はない。練習なのだから、たりなかったりオーバーしたりしても問題はない。枚数を意識する、その練習なのだ。

 小説を最後まで書く練習法1との違いは、もう1点ある。いままでのオリジナル小説を最後まで書く練習法では昔話を素材にしてきた。しかし、今回の練習方法では不向きである。もともとの話がみじかすぎるため、枚数を意識することがむずかしいのだ。そこで今回は昔話をわきに置き、小説を素材としたい。

 例として拙作「補充しなきゃね」をあげたい。原稿用紙にして6枚のショートショートで手ごろな枚数である。「補充しなきゃね」を一度読んでいただき、ストーリーをおぼろげでいいので覚えてもらう。そして、ご自分の言葉で冒頭から結末まで書いていただきたい(注・書くときにはけして原文を見てはいけない)。そのさい、原稿用紙にして6枚以内(文字数は2000文字程度だろう)におさめるように意識してほしい。くりかえしになるが、クオリティやオリジナリティはわきにおしてしまってかまわない。枚数がたりなかったりオーバーしても問題はない。枚数を意識しつつ、完成させることに注力していただきたい。

 ──ほんとうはプロ作家のショートショートをすすめたいのだけれど、問題があってもいけないので、恥ずかしながら拙作をひきあいにだしてしまった。原稿枚数や文字数をカウントできるようなら、プロ作家のショートショートを練習の素材としていただきたい。

オリジナル小説を最後まで書く練習法1」の続きである。

 前回のオリジナル小説を最後まで書く練習法1では、昔話をそのまま、なんのアレンジも加えることなく、クオリティもいっさい気にせず書く練習法だった。とにかく完成させることだけを優先させる練習法だ。

 今回の「オリジナル小説を最後まで書く練習法2」では、もうちょっとだけ負荷を高めたい。練習の素材となる昔話の結末部分を変更してみるのだ。ここから、ちょっぴりだけオリジナルの要素がはいってくる。前回は桃太郎を例としたが、今回は浦島太郎をひっぱりだしたい。なるべく場数をふみたいので、オリジナル小説を最後まで書く練習をするときは、毎回違う素材を使用する。

 浦島太郎のあらすじをおおざっぱにわければ次のようになる。

1・亀を助ける。
2・亀に竜宮城へ連れていかれる。
3・乙姫たちと宴会。
4・地上へ戻ってじいさんになる。

 わけかたにはいろいろあるが、例としては上記のわけかたをとる。

 オリジナル小説を最後まで書く練習法2では、4の部分を自分で考えて、そのうえで冒頭から書きなおすという練習法だ。起承転結の結だけ自分で考えるというわけだ。

 今回の小説を最後まで書くための練習法も、クオリティはいっさい気にしなくていい。アレンジを加えるのも結だけでいい。結を自分で考えるとはいえ、原作のようにおおきな落差をひねりだす必要もない。「普通に帰ってきて村人たちに自慢した」だけでもいいのだ。結を自分で考えること以外は、徹底的にハードルをさげてほしい。練習なのにハードルをさげるのには抵抗があるかもしれないが、なにごとも順番に、である。

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