オンライン小説の書き方を学ぶ読書術1

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 今回は「オンライン小説の書き方で大事なのは読書」の続きである。前回はオンライン小説の書き方でもっとも大事なのは小説をたくさん読むことだと主張した。今回からは具体的な読書術についてふれよう。

 オンライン小説の書き方が知りたい、ネット小説が書きたいというかたは読書も好きにちがいない。お気に入りの作家が何人かおられよう。オンライン小説の書き方を学ぶにさいし、好きな作家のなかから、もっとも好きなかたをひとりだけ選んでほしい。むずかしくて決められない場合はサイコロをふってくれてもいい。それほど深刻になる必要はない。その選んだ作家の著作から、もっとも好きな一編を選んでほしい。できれば最新作がいいが、まずはページ数の少ないものをチョイスしてほしい。その一冊がオンライン小説の書き方を学ぶ教材となる。

 オンライン小説の書き方を学ぶという姿勢で、選んだ著作を読んでほしい。まず意識してほしいのは段落である。むずかしく考えなくてもいい。「このセンセはこんなときに段落をかえるのね」という程度で十分だ。なれないとついついストーリーを追いそうになるが、がんばって段落に意識を集中してほしい(その小説を事前に楽しまれておくことをおすすめする)。

 オンライン小説の書き方を学ぶために段落を意識して読書する。それにどんな効果があるのか、すぐにはピンとこないだろう。まずは段落について考えてほしい。

 段落を国語辞典で調べると「長い文章中にあるおおきな切れ目」とある。より詳しい国語辞典では「意味のうえでのひとまとまり」ともある。文章が適当な長さになったので、いい加減に段落をつければいいというわけではないのだ。意味的にひとまとまりになっていなければいけない。

 では、どこで段落を区切ればいいのか。段落について解説された本はでているが、ピンとこなかったり、実際の執筆にいかすのがむずかしかったりする。ハウツー系の本よりもプロ作家の手になる小説を読み、段落を区切るタイミングをつかんだほうが早いし実用的だ。オンライン小説の書き方を学ぶために段落を意識して読書するのは、段落を区切るタイミングを体得するために有用なのである。

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このページは、浅川こうすけが2007年5月 3日 23:25に書いたブログ記事です。

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