オンライン小説で違和感は「感じる」ものか
オンライン小説において「違和感を感じる」と書いていいものかどうか迷っている。「違和感を覚える」がただしい用法だとわかってはいるが、堅苦しすぎて不自然な印象をあたえる気がするのだ。さて、どうしたものか。
上記のような質問が某オンライン小説サイトの掲示板でされていた。まんま引用することはさけ、わたしの言葉で書きなおしたが、いわんとしている意図はかわっていないだろう。
質問者の気持ちはよくわかる。オンライン小説で「違和感を感じる」と書いてしまうと、日本語に神経質なかたがにはうけが悪くなる。実際に用法としてはまちがっているのだろう。かといって「違和感を覚える」という言葉は日常では使われない。病院の医師も「違和感とかありますか?」と、用法をまちがえていると知りつつわかりやすい言い方をしてくれる。
オンライン小説で「違和感を感じる」と書いていいものかどうか。むずかしい問題だと思う。
さて、独断と偏見に満ちたわたしの解答は次のようになる。
一人称の小説では「違和感を感じる」でもいい。三人称の小説ではNG。ただしセリフ部分はのぞく。
補足しておこう。一人称小説においては、語り手が日本語の用法を間違えていたとしても「そういうしゃべりかたをするキャラクター」でとおらないこともなかろう。三人称小説のセリフでも同じだ。だが三人称小説において地の文で用法をまちがうのはよくないだろう。三人称小説の地の文では「違和感を覚える」としたい。
上記の解答はどうでしょうか? 読んでくれているかたからのつっこみをお待ちしています
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