オンライン小説における数字のあつかい2

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 オンライン小説において数字のあつかいはどうすればよいのか、という記事である。「オンライン小説における数字のあつかい1」の続きとなる。

 出版社から出版される小説(以下、小説)では、出版社や編集部によって数字をどのようにあつかうか決まっている。編集部の方針にしたがえばいい。しかし、オンライン小説では自分で決めなければならない。

 では、自分で決めるさい、なにを指標にすればよいのか。やはり、小説を参考にするしかあるまい。

 おおくの小説は縦書きである。縦書きでは、漢数字(一、ニ、三)でも算用数字(1、2、3)でも全角で書くことが多い。

 小説で漢数字が2桁以上になる場合、たとえば15をあらわす場合を考えてみよう。「十五」と書いたり「一五」と書いたりする。105なら「百五」や「一〇五」となる。わたしが読んだ小説では「一五」や「一〇五」とする場合が多かった。

 小説で算用数字が2桁になる場合、少々複雑かもしれない。ワープロソフトでためしていただければわかるが、算用数字が縦にならぶと非常に見づらい。そのため、印刷するさいに算用数字の部分だけ、半角の横書きにする場合が多い。

 では、小説で算用数字が3桁以上になるとどうするのかと疑問に思われるだろう。一部だけ横書きなので4桁以上は厳しいはずだ。これはカンタン。2百とか3千、4万、5億というように単位に漢字を使用するのだ(ほかの例があるかもしれないがわたしは知らない。あれば教えてほしい)。

 横書きの小説もある。基本は半角で書く。算用数字を横書きにする場合は、カンマがあるほうが読者に親切だろう。


19,800

 また、万の位から単位に漢字を使う手もある。そうしたほうが読者にやさしい。


1万9,800

 小説での数字のあつかいを大雑把に説明した。オンライン小説を書くさいの参考になっただろうか。

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このページは、浅川こうすけが2007年5月16日 01:54に書いたブログ記事です。

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