表現の揺らぎチェックソフト「Variant Detector」について2

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 小説の表現ゆらぎをチェックするソフトを試用しています。「Variant Detector」です(ダウンロードは「フリーソフトダウンロード」から)。

 表現の揺らぎチェックソフト「Variant Detector」について1で、「Variant Detector」はイケてるよといったけど、万能というわけではありません。欠点もあります。たとえば、小説中に以下のような文があたっとします。


つぶしあいをしている。
愛いっぱい夢いっぱい。


 上記ふたつの文では、つぶしあいの「あい」と愛いっぱいの「愛」が表現のゆらぎと認識されてしまいます。


「そんないいかたってないだろ」
爪が固く尖っていた。


 の場合は、いいかたの「かた」と固く尖っての「固」が表現のゆらぎと認識されます。

 ごく短い小説なら気になりません。ですが、長篇小説など200枚をこえるような場合は、このようなチェック結果がかなり多くなります。理想的なチェック結果を見るときに邪魔になっちゃう。今後のバージョンアップで精度があがってくれればうれしいんだけどなあ。

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コメント(2)

t98907 :

ご指摘の部分に関して修正し、v.1.4をリリースしました。
読みをベースに処理してるので、出てくるべきでないところで沢山検出されてしまうのは仕様です。。。

今後もよろしくお願いします。

おお!
作者さんからコメントをいただけるとは想像していませんでした。修正もしていただけているようで、とてもうれしいです。

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このページは、浅川こうすけが2007年7月29日 19:27に書いたブログ記事です。

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