自作パソコンでひさしぶりに緊張

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なれていないと単純な作業でもドキドキしてしまう。おそらく、正解への道筋がはっきりと把握できないためだろう。ひどいときには正解そのものがわからなかったりする。いまやっている作業は正解か否かがわからないため、緊張状態になってしまうにちがいない。

さて、ひさしぶりに新しいパソコンを自作した。今回購入したCPUは「Core 2 Duoファミリーの新モデル」エントリでふれたIntelのCPU「Core 2 Duo E6320」である。このCPUが緊張の元だ。

わたしは長らくPentium 4を使用していた。Pentium 4よりあとにリリースされたCPUには、今回購入したE6320までふれたことがない(使っていないという意味ではなく、文字通りさわっていないということだ)。パソコンを自作されるかたは、わたしがなにをいわんとしているか察しがついただろう。ご想像の通りである。

IntelのCPUについて説明が必要だろう。Pentium 4にはマザーボードと信号のやりとりをするピンがついていた。正方形のダイにびっしりとピンが並んでいるのだ。マザーボード側にはびっしりと穴のあいたソケットがついている。この穴にCPUのピンが挿入されるのだ。しかし、Pentium Dからはこれが逆になる(正確にいうと単純に逆になったわけではないが、その説明については割愛する)。自然、CPUの取りつけかたもかわってくるのだ。はじめてなので手順がわからず、安い買い物ではないので、マニュアルの画像を見ながら取りつけた。単純な作業だが、これでいいのか、これでいいのか、と終始じぶんへの確認もおこたらない。

失敗を期待したかたもおられようが、CPUの取りつけは成功した。従来とくらべて、どちらがカンタンだということもなかった。次回からは緊張することもないだろう。

問題となるのはリテールクーラー(CPUメーカーの用意したCPUクーラーだと思いねえ)のほうだ。取りつけかたじたいは非常に単純になった。道具もいらない。リテールクーラーの四隅にプラスチック製の杭(正式名称は失念した。杭というのはわたしのイメージだ)があり、指で押しこむだけだ。この押しこみがむずかしかった。杭が固定されたときの手ごたえが弱く「はいった」という感触に乏しいのだ。1回目は力いっぱいに押しこんでしまい、マザーボードからいやな音がした。2回目には無意識に力の加減をしてしまい、なかなか食いこんでくれない。セットできても「はいった」感触が乏しいので、PCの電源をいれるまでは安定動作してくれるのか不安だった。

リテールクーラーの取りつけで緊張したのは、まさに正解かどうかわからなかったためだ。「いいのか、これで」と常に不安がつきまとっていた。PCの電源をいれる直前にリテールクーラーがとれたりしないか心配だったのだ。CPUはLGAでもPGAでもいいが、CPUクーラーは従来のほうが取りつけやすくはなかろうか。これもなれの問題だろうか。

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このページは、浅川こうすけが2007年4月30日 17:15に書いたブログ記事です。

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